'Japan has a culture of reading the hidden meaning between words...'

空気を読む会話
The Hidden Meaning in Japanese Conversation

By Mari Ishikawa 



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「今週末、久しぶりにどう?」

「いいねぇ。でも週末は家族で出かけるんだったなぁ。」

こんな会話に、覚えはありませんか?これは、ある人が会社の同僚をゴルフに誘った時の会話です。Aさんはゴルフという言葉を出していませんが、それまでに何度も一緒にゴルフに行っているため、Bさんにはそれが伝わっています。Bさんの返答では家族で出掛けるということですが、Aさんは「何曜日の何時から出掛けるの?」などということを聞いたりはしませんでした。Bさんの「行けない」という意思を感じ取っているからです。

日本には、行間を読むことを重んじる文化があり、雰囲気を感じ取って行動できる人が素晴らしいとされます。近頃日本ではそれは「空気を読む」という言葉で表現され、「空気が読める」ことはコミュニケーションにおいて重要視される割合が大変大きくなっています。熟年夫婦は多くを語らなくても互いの言いたいことが分かるように、日本人は、相手の言いたいことを予測したり、感じ取りながら会話をする傾向にあります。もちろん日本人はこうだと断定することは言えませんが、世界の多くの文化に比べ、日本人にはこの能力が高い人が格段に多いのです。日本では一般的に、よく気がつく人や言われなくてもできる人が、「素敵な人」なのです。例えば「結婚相手の条件」「芸人の条件」

「仕事のできる男」などといった雑誌やインターネットにある多くの記事において、「空気が読める」ことは重要だとされています。それとは反対に、「空気が読めない人」は否定されがちです。話題が違うことに移っているのに前の話題をし続ける、相手の言葉の裏にある意図を読み取れずに言葉の通りに解釈すると、周囲の人は良い印象を持ちません。ある調査によると、日本人の日常会話には、間に空白があるのだそうです。他の国の人々に比べ、一人が言葉を発してからもう片方が言葉を発するまでの時間が間が長いということです。相手が言葉を発した時、わたしたちは頭の中の情報を使って相手が語らない部分の内容を判断し、言うことを考えてから返答をしているのです。

ただ、言葉を省いて話をするには、相手が自分の伝えたい情報をどこまで知っているか、どれだけ感じ取ることができるかということが重要になります.

「今日、ゆうこちゃんにばったり会って」この言葉は、聞き手が「ゆうこちゃん」を知っていることが前提とされています。聞き手が知らない人のことを突然話し始めても、相手には理解できません。また、「これを、10日までにこの住所へ送ってくれないかしら」日本人の友人Cさんにこう言われたある国のDさんは、言われた通り、10日までにその住所へ送りました。しかし、届いた時には壊れてしまっていました。Cさんが頼んだ物はCDで、Dさんは特別に気をつけた包装をしなかったので、輸送されている間にひび割れてしまったのです。

例えば日本の宅急便会社では、必ず「壊れ物ですか?」と聞き、お客さんが「はい」と答えれば「割れ物」などのシールを貼り、衝撃を与えないように注意して輸送します。そのお客さんも、「壊れ物ですか?」と言われれば、壊れないように送ってくれるのだと認識します。どのように送るのか詳細を話さなかったCさんの言葉が足りなかったのか、それとも壊れないように送らなかったDさんが気を利かせられなかったのか。コミュニケーションがうまくいかなかった例です。言葉をそのまま受け取る文化の人も、言葉で事細かく話さない文化の人もいます。語りすぎるのもスムーズではない。しかし詳細を語らないことによってトラブルが起こるのも困ります。さて、真の国際人は、どのように振舞うべきなのでしょうか。相手のバックグラウンドをよく知り、相手がどれだけ理解できるかを判別して必要な情報をふまえて話ができる人が、国際人と呼ばれているのかもしれませんね。

 

 

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