'The fascinating mix of cultures and concepts merging together in fashion creates fresh, original and exciting clothes.'


ァッション・ュージョン
A Circle of Trends

By Barry Crisp


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ここUKの人々の間では、日本のものは何でも (例え「カワイイ系」の服でさえ)クールで格好良いと考えられている。日本のファッションが現代市場の最前線に送り出されている要因は、型にはまらない斬新的なスタイルを進んで試していこうとする日本人の姿勢である。

日本のファッションは、UKの女性達、主に大学生の間で熱烈に支持されている。アート学生のHeather Simmonsさんはこう語っている。「ジャパニーズスタイルは、安っぽそうでいて凄くお洒落、トレンディでいてファンキー。本当に素晴らしいわ!!」

イギリスの女性達にとって、日本のファッションの影響は身近に簡単に見つけることができる。無印良品やユニクロはUKではかなりの人気があるし、ジャパンセンター(ロンドン中心部ピカデリーサーカスにある小さな3階建ての建物。スーパーマーケット、レストラン、本屋、インターネットカフェ、旅行代理店などから成る)でも多くのスタイリッシュな日本人達を目にすることができる。洋服ショップやショッピングセンターに加え、日本の雑誌の「FRUiTS」は欧米人達の間で確かな人気を得ており、オンラインでも購読することができる。

Evana Achato氏(24)は、ロンドン・コベントガーデンのGapに勤めるスタイリストである。「私は日本のスタイルは素晴らしいと思う。日本人は少し大きめの服を好んで着る傾向があるんだけど、そんなところが私は凄く好き。日本の人々やファッションは自分に確実に影響を与えていると思う。」 Evana氏自身のスタイルも、何枚にも洋服を重ねたいわゆる「重ね着」スタイルで、足にはレッグウォーマー、そして腰にはベルトという明らかに日本人的な着こなし方である。

ファッション界では、山本耀司と川久保怜(アパレルメーカー・コムデギャルソンのクリエイター)は、人々の多様化(特に女性)を促進し、また彼らを画一化の渦から解放したことで、東京や日本の社会を変えたと言われている。ここ20年ほど、コムデギャルソンはファッションショーを毎年2度開催し、斬新的かつ魅力的な服やコンセプトを紹介しており、世界中の消費者やファッションスタイリスト達にインスピレーションを与えている。ロンドン内の山本耀司のショップと川久保怜の‘Dover Street Market’は特に有名であり、多くのヨーロッパ人が頻繁に訪れている。

MangoやH&M、TOPSHOPなどのブティックショップにおいて、ジャパニーズスタイルのトップスやスカートの為の小さなコーナーが設けられているということは、今や当然のことになっている。しかしUKやフランスのような国は、もともと流行を仕掛ける側の国であり、自分達がファッション界のトップに位置しているということにプライドを持っている。UKは密かに日本のスタイルを支持しているが、ヨーロッパ流の着こなし方に溶け込ませる形で、日本のスタイルを取り入れようとしている。日本のトップス(上着、キャミソール、シャツなど)は欧米の普通のジーンズと非常に良く合うため、ヨーロッパにおいて日本のファッションの影響は僅かながらも普遍的に存在している。また同様に「Numero」 や「i-D」などの雑誌やH&M, TOPSHOP やCHLOE (フランスのブランド)などは日本人の間で非常に人気を得ている。

イギリスの女性達は、日本の女性達に比べショッピングを自由に気軽に楽しんでいる。典型的な日本人女性は、ショッピングに行く前にファッション雑誌を読んだりテレビを見たりしてショッピングの下準備をする人も多いといわれている。日本にはイギリスの約50倍の数のブティックショップが存在している。その殆どの店の規模は小さく、TOPSHOPのような大型ショップは少ないため、ショッピングの事前に予備知識を得ておくということは日本人女性達にとって欠かせないことなのだ。

在英歴2年になるファッションスタイリストの久保ひろゆき氏(29)はこう語っている。「まだ少数ではあるにせよ、イギリスの女性達が日本の日常ファッションスタイルから影響を受けているというのはとても喜ばしいことです。」 現在最も人気があるのはCHLOEなどに代表されるガーリーファッション(有名人のファッションを模したもの)であるようだ。他のファッション専門家と同様に久保氏も、多くのファッションブランドやファッション雑誌が有名人のファッションを真似したものであるということを、非常に遺憾に感じている。「日本のファッションはハイレベルですが、その殆どが雑誌、それも主に有名人を特集した雑誌に由来しているように見えることは、非常に残念です。」久保氏はシンプルでエッジの効いた新しいコンセプトのスタイルを生み出すことで、このような流れを打破しようと試みている。

「ランドセル」も日本からのファッションブームの影響の一つである。ランドセルとは日本の小学生よってのみ使用される通学カバンのことである。ランドセルを背負っている欧米人を見かける機会はそれ程多くはないが、それでもやはりヨーロッパの女性達にとってランドセルはキュートでお洒落なものとして見なされている。一方日本においては、最近都会に住む子供達にとっては欧米スタイルの通学カバンがお洒落とされているようだ。「日本の都会の子供達の間では欧米式のカバンは「格好良く見えるから」という理由で流行っているけれども、郊外や田舎の子供達の間では未だランドセルが一般的です」と語学留学生の中川みあさんは語る。

このようなダイナミックなファッションの未来は、異なる文化出身の専門家・アマチュア両方のスタイリスト達によるコラボレーションや融合の中にある。UKでは、日本やヨーロッパ中からの留学生達が集まり、お互い学んだり様々な試みをしたりしている。有名なパートナーシップとしては、Welshman Mark Eley氏と日本出身の岸本若子氏によって1992年に設立された、日英ブランドの‘Eley Kishimoto’が挙げられる。彼らは南ロンドンを拠点とし、40店の日本店舗を含め世界中で100店もの店舗を構えている。

他にも、Steven Hall 氏とYurika Ohara氏による 「Hall Ohara」や、ノルウェー出身のHiide Rubecksen氏とTomoko Yamanaka氏による 「rubecksen yamanaka」などのブランドも、ファッション界で高い評価を得ている。ファッションにおける文化やコンセプトの魅惑的な融合が、新鮮でオリジナル、そしてエキサイティングな洋服を作り出している。近年のファッション市場で、日本人とイギリス人のデザイナーを起用することは多くのヨーロッパの企業においてごく一般的なことである。スタイリスト達の多くは、ファッショントレンドの今後に関して明るい未来を描いている。今後コラボレーションは益々頻繁に行われるようになり、UK、ヨーロッパ、日本のスタイリスト達、そして発展途上国も共に、これまで誰も見たことのないような真の新しいスタイルをいつの日かきっと作り出すであろう、と。



Links:

http://www.doverstreetmarket.com/ Dover Street Market (Rei Kawakubo)

http://www.yohjiyamamoto.co.jp/ Yohji Yamamoto

http://www.street-mg.com/xnew/e/index.html FRUiTS online magazine

http://www.thefashionspot.com/ Fashion Industry Forums

http://www.chloe.com/version_en/home/index.html Chloe

http://www.topshop.co.uk TOPSHOP web shop

http://www.eleykishimoto.com/ Eley Kishimoto

http://www.yshtokyo.co.uk/clothing/hall_ohara-e.html Hall Ohara

http://www.rubecksenyamanaka.com/ rubecksen yamanaka

 
翻訳:松本さやか
Translated by Sayaka Matsumoto

Original edited version published on UniOrb



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